犬島 Part-Ⅱ －瀬戸内中年写真団
GRDigitalⅡ+iPhone+Polarize
esmeさん とのコラボ企画第二弾は犬島アートプロジェクト「精錬所」(概要については→こちらをご参照ください）見学ツアー。
※「犬島 Part1」はこちら
我々二人を含めて総勢８名のお客さんにガイドさんが一人付く。
まずは見学ツアー時以外は施錠されている門を開けてもらって入場。
by GRDigitalⅡ
最初はミュージアムゾーンなのだがこちらは写真撮影禁止。
ということでしばし音声のみでお楽しみください（笑）。
「えー？なにこれ？」
「ほほぉ」
「おおおっ」
「ん？こりゃどーなってんだ？」
「えーん、暗いよう狭いよう怖いよう」
「どこかから生温かい風が吹いてくる…」
「うわっ」
て、ここはお化け屋敷かよ、と思われるかもしれませんがそんなことはありません。三分一博志氏の建築と柳幸典氏のアートが融合した、とても見ごたえのあるものでした。
ということでミュージアムを見学後は外に出て精錬所のほうへ。こちらは1909年に建設されたもののわずか10年で使命を終え、以降朽ち果てるにまかせられた銅精錬所の廃墟というか遺跡というか。
銅精錬の過程で生じるスラグを使って造られた「カラミ煉瓦」が印象的。
しかし、ここで問題発生。
見学の時間帯によるのかもしれないが、被写体がことごとく逆光なのだ。見学ルートが決まっているためこちらで立ち位置を変えて逆光をかわすのもなかなか難しい。そのため、GRの「マイセッティング」に入れてある、私がふだんよく使うセッティングだとことごとく露出オーバーになってしまうのだ。
あれ？、あれ？、ヤバッ、設定変えなきゃ…とあせっているうちに、ガイドさんはずんずん先に行ってしまい、「はい、そこの人、離れないでついてきてくださいよ」と注意されてしまう始末。
ということで、言い訳になってしまうのだが、ろくな写真が撮れなかった…とほほ。
レタッチでなんとか救ってはみましたが、痛恨の極みというか後の祭りというか。
うーむ、圧巻である…。
ということで約70分にわたるツアーが終了。なんか疲れた…。
（こぼれ話）
ミュージアム内のとあるアートの前で。
ガイドさんが「この位置に立ってこのあたりを見ると「日蝕」が見えます」とおっしゃる。
一人づつ順番にガイドさんが指定する場所に立つ。
「あ～！ほんとだ！！」
「ほほおっ」
「きれい…」
といった感じで、いよいよ私の番。ところが…
やばい、なんも見えない…
心の中では焦っているが顔には出さずesmeさんに交替。
esmeさんはしばし見入った後、黙って次の人に交替。
esmeさんを他の人たちから離れたところにひっぱっていって恥を忍んで小声で訊く。
「ねえ、見えた？」
すると、esmeさんも
「実はボクもわからなかった…」
「でも、他の人はみんな見えてるっぽいぜ」
「これってもしかして心の汚れたオヤジには見えないとか？」
「まさかあ、でもそうだったら悲しい…」
ということで、ガイドさんが他の作品の説明をしている間に、ふたりでぶらぶらしてるふりをしながらさりげなくその作品の前に戻って、もう一度凝視することしばし…。
見えましたあ（ほっ）
なにがどう見えたかはヒ・ミ・ツ。これはね、心のきれいな人にしか見えないんだよ。
ということで船で直島に戻る。瀬戸内中年写真団の旅はまだまだ続くのだ。次回は怒涛の第三章「直島編」。
乞うご期待。
参加しています
なんだか、うまくシェアしちゃいましたね。。
トラックバック完了しました。
by esme (2010-01-08 00:29)
☆esmeさま
実は写真は昨日のうちに選んであったので、esmeさんの写真を見てかぶらないように決めたわけではないんですが、うまくシェアできました。
まあ、芸風の違いってことですね。
by 21世紀中年 (2010-01-08 00:33)
ご訪問、ありがとうございます。
スティーリー・ダン、僕も好きです。
by こうちゃん (2010-01-08 00:35)
コメントありがとうございました。よろしくお願いします。
製錬所がアートに、素敵です。
by ぐす＋ (2010-01-08 11:20)
すごいかっこいい！
タイトル写真含め、ストーリーがあります。
気分としては、「かまいたちの夜」やってる気分になりました。
単体で見ると、タイトル写真除き、6枚目がいちばん好き。
それにしても、日蝕が気になる。。。
こんなとこもちょっと「かまいたち～」っぽいぞ！
早くesmeさんの記事も見なくちゃ。。。
by cjlewis (2010-01-08 13:24)
iPhone ご教授、よろしくお願いします ＾＾
by penny (2010-01-08 13:41)
とても良い被写体ですね。
それに、とても楽しそうで羨ましいですね。
by 八犬伝 (2010-01-09 11:07)
モノクロの写真とか見てるとなんだかちょっと
怖ささえ感じますね。
とても味わいある場所☆私も撮ってみたいです♪
by GRACE (2010-01-09 20:42)
ストーリー仕立てのような記事の流れとかっこいいお写真に感心して拝見させていただきました。
ここすごいですね！
日食…のくだりでちょっと笑っちゃいましたが・・・気になります。
by yuzu-hane (2010-01-09 21:35)
犬島アートプロジェクト、おもしろそうですね
廃墟、過疎り具合もいい感じですね
岡山県ですか､､
近くなんで日程が合えば行ってみたいですw
by arese-23 (2010-01-11 12:39)
どんなところなのか調べていたのですが、
煙突のある風景やその他の景色、すべてが最高ですね！
ここ私もいつか行ってみたいです！☆
by gyaro (2010-01-12 03:21)
☆こうちゃんさま
ご訪問ありがとうございます。特にThe Nightflyが好きなんです…。
☆ぐす+さま
ご訪問ありがとうございます。たしかに精錬所とアートという組み合わせは斬新ですよね。
☆cjlewisさま
6枚目は窮余の一策で思いっきりハイコントラストにしてみたものです。
日蝕…気になるでしょ(笑)
☆pennyさま
こちらこそ、iPhone初心者でただいま勉強中です。
☆八犬伝さま
被写体としてはかなりそそられます。が、ゆっくり撮影できないのでけっこうフラストレーションたまります。
☆GRACEさま
大阪からだとわりかし近いですよ。ぜひ。
☆yuzu-haneさま
日蝕…気になるでしょ(笑)
☆arese-23さま
事前予約制なのでご注意くださいね。
☆gyaroさま
特に煙突が最高。写真ではよくわかりませんが、いつ倒れてもおかしくないようなものもありました。
by 21世紀中年 (2010-01-13 01:26)
＞心の汚れたオヤジには見えないとか？
私には見えない自信があります（笑）。
遺構をモノクロ写真にすると迫力ありますね～。
by opas10 (2010-01-16 13:12)
☆opas10さま
もし行かれたら、見えたかどうか正直に(笑)コメントしてくださいね。
by 21世紀中年 (2010-01-17 00:29)